面接の想定質問は、求人票の中に隠れている
採用担当者が求人票を書き、それを配属先のマネージャーに渡し、マネージャーがそこから面接を組み立てます。求人票を同じ目線で読む方法を身につけて、面接の想定質問を求人票から1分以内に生成しましょう。
執筆:JobTailorチーム最終更新日:
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求人票は、面接のネタバレになっている
配属先のマネージャーの多くは、候補者ごとにゼロから面接の流れを考えたりはしません。すでに承認済みの求人票を開き、上位4〜5個の業務内容を見て、それぞれを質問に変えます。ほとんどそのままの形で、ということもあります。「Xを自分で担った経験を教えてください」という質問の「X」が、求人票の3つ目の箇条書きだった、というように。
配属先のマネージャーにとっては味気ない話ですが、応募する側にとっては朗報です。すでに手元にある書類、つまり今朝、職務経歴書のツールにコピーしたその求人票が、面接の下書きにあたります。あとは、出題する側の目線で読むだけです。
このガイドの考え方はシンプルです。仕事内容は行動面接の質問に、応募資格(必須要件)は専門スキルの質問に、歓迎スキルは、最終候補に残る人と内定が出る人を分ける深掘りの質問に変わります。
求人票を3列に分けて読み、面接の質問を予想する
求人票を印刷するか貼り付けて、列に分けます。どの行も、いずれかの列に入ります。
- 11列目:仕事内容(入社後に担うこと)
「〜を主導する」「〜と連携して進める」のように、やることが書かれた行は、すべてここに入ります。「購入までのファネル全体に責任を持つ」「毎週のデザインレビューを主導する」「プロダクトチームと連携して実験をリリースする」などです。これらは、STAR法(状況・課題・行動・結果の順に話す型)で答える行動面接の質問になります。たとえば「デザインレビューを主導して、決定が変わった経験を教えてください」という質問です。求人票に仕事内容が8つ並んでいれば、そのうち3〜4つは、そのままの形で面接に出ると考えてください。
- 22列目:応募資格・必須要件(知っておくべきこと)
ハードスキル、ツール、経験年数、資格です。「PythonとSQLを使いこなせる」「グロースマーケティングの実務経験3年以上」「AWS認定資格の保有」などがあたります。これらは、専門スキルの質問や、短いケース課題になります。必須とされているツールは、その場での実技課題や、「このツールをどう使うか、順を追って説明してください」という質問の対象になりえます。
- 33列目:歓迎スキル(他の応募者と差がつくところ)
「歓迎スキル」「あれば尚可」の欄です。B2B SaaSの経験、特定のフレームワーク、言語、業界知識などがあたります。これらは、内定を左右する深掘りの質問になります。求人票に「歓迎:PLGの経験」とあれば、プロダクト主導の成長施策に関わった経験を、5分で話せる形にまとめておきましょう。多くの応募者は、ここでありきたりな答えになり、差をつけられてしまいます。
- 44列目(見落としがちな列):社風を表す言葉
「求める人物像」や働く環境の説明によく出てくる、「スピード感」「不確実な状況」「泥臭く」「部門横断」「自走できる」といった言葉です。社風を表すこうした言葉は、どれも価値観を問う質問の予告になっています。「スピード感」とあれば、納期に間に合わせた経験を聞かれます。「不確実な状況」とあれば、担当者がはっきり決まっていないプロジェクトについて聞かれます。言葉1つにつき、話を1つ用意しておいてください。
求人票の言葉 → 実際に聞かれる質問
パターン集です。何度か目にすると、もう見えなかった頃には戻れません。
行動面接の質問:「企画から実行まで一貫して担ったロードマップについて、順を追って教えてください。何を切り捨てるか、どう決めましたか?」
行動面接の質問:「技術的な判断を、技術に詳しくない関係者に説明しなければならなかった経験を教えてください。」
行動面接の質問:「目標や範囲が何度も変わったプロジェクトについて教えてください。そのなかで、どうやって生産性を保ちましたか?」
専門スキルの質問:「このプロダクトで、最初に見る指標は何ですか?別の指標ではなく、その指標を選ぶ理由は何ですか?」
深掘りの質問:「SaaSを売ることと、買い切りの製品を売ることは、何が違いますか?チームがやり方を誤るのを、どんな場面で見てきましたか?」
深掘りの質問:「このツールを使った経験がおありですね。これまでに見てきたことを踏まえて、入社後の最初の30日間で、何を変えますか?」
エピソードの作り話について、正直な警告をひとつ
手作業の読み込みを省いて、想定質問を自動生成する
ここまでの方法は有効です。ただ、丁寧にやると求人票1件につき30〜40分かかります。しかも、面接は明日です。
JobTailorの面接対策ツールは、この3列の読み込みを代わりに行います。求人票を貼り付けてください。拡張機能で職務経歴書を最適化した求人なら、求人票はすでに取り込み済みです。その求人で想定される行動面接の質問、専門スキルの質問、深掘りの質問が、それぞれのSTAR法の回答の骨子案つきで返ってきます。
質問は求人票の文面をもとに、職務経歴書を連携した場合は実際の経験にもとづいて作られます。持っていない話を準備させることはありません。無料プランでは、毎月2回ほどの面接対策を最後まで利用でき、通常は1回の選考プロセスに十分な回数です。
明日の面接に向けた、45分の面接対策チェックリスト
面接が48時間以内なら、やるのはこれだけです。
- 求人票を1回、声に出して読みます。仕事内容の欄にある動詞(「〜を担う」「〜を推進する」など)に、すべてマーカーを引きます。
- 仕事内容のうち、上位4つを選びます。それぞれにSTAR法の話を1つずつ、箇条書きで書きます。文章にはしません。
- 必須要件をすべて書き出します。それぞれについて、ホワイトボードの前で実演できるかを考えます。できないなら、正直な答えを2文で用意します。
- 歓迎スキルを丸で囲みます。自分の経歴にもっとも近いものを1つ選び、それを軸に5分間の話を組み立てます。
- 社風を表す言葉すべてに下線を引きます。言葉1つにつき、話を1つ結びつけます。同じ話が2回出てきても構いません。
- こちらから聞く質問(逆質問)を3つ書き出します。少なくとも1つは、求人票の特定の1行から作ります。
- しっかり眠ります。思っているより、準備はできています。
このツールにできないこと
JobTailorが作るのは、求人票と、任意で職務経歴書をもとにした、想定される質問です。具体的な配属先のマネージャーのこと、その人の口ぐせ、何があっても毎回聞く2つの質問までは、わかりません。企業が公開している面接のガイド、Glassdoorのページに載っている最近の体験談、DMで話を聞ける社員。こうした情報があれば、それらも活用してください。JobTailorが出すのは、しっかりした下書きであって、漏れた試験問題ではありません。
声に出して一緒に練習する機能もありません。音声で模擬面接ができるよいツールは別にあり、JobTailorはそれではありません。JobTailorの役目は、何が来るのかを把握し、そのひとつひとつに話を用意した状態で、面接に臨めるようにすることです。
よくある質問
求人票から、面接の質問を本当に予想できるのですか?
質問の60〜70%ほどは、形式とテーマを予想できます。多くの面接官が、求人票をもとに一連の面接を組み立てるからです。正確な言い回しや、配属先のマネージャーのお気に入りの質問、最後に飛んでくる変化球までは予想できません。それでも、60〜70%がわかっていれば、会話の大半に、用意した話を持って臨めます。
求人票から作る行動面接の質問と、専門スキルの質問は、何が違いますか?
行動面接の質問は、仕事内容の欄から作られます。「Xをした経験を教えてください」という形です。専門スキルの質問は、応募資格(必須要件)の欄から作られます。「実際にXをどう進めますか」という形です。どちらも求人票から出てきますが、対応する行が違うため、準備の仕方も違います。行動面接にはSTAR法の話を、専門スキルには実際にやってみせられる例や短いデモを用意します。
面接の何日前から、求人票をもとにした質問の準備を始めるべきですか?
理想は2〜3日前です。STAR法の話を書いて磨く時間が取れるからです。現実には、ほとんどの方が前夜に準備します。このガイドの45分のチェックリストは、そのケースを想定して作ってあります。1週間あるなら、同じチェックリストを行ったうえで、友人との模擬面接を1回加えましょう。
想定されるすべての質問に、回答を暗記する必要はありますか?
いいえ。暗記していると、面接官にはわかります。求人票の複数の行をカバーできる、強いSTAR法の話を4〜5個覚えておき、その場で切り口を調整してください。オンボーディングのファネルを作り直した話は、主体性、部門横断の仕事、データにもとづく意思決定、あいまいさへの対応という質問のすべてに使えます。1つの話で、4つの質問に答えられるわけです。
求人票があいまいだったり、書き方が悪かったりする場合は?
あいまいな求人票は、ひとつのサインです。チームが何を求めているのか、まだ揃っていない可能性が高く、面接にもそれが表れます。幅広い質問に備えたうえで、自分から確認の質問を先に投げかけてください。最初の5分で、面接官に「このポジションで、入社後90日の時点で成功と言えるのは、どんな状態ですか?」と聞いてみましょう。その答えが、本当の求人票になります。
JobTailorの想定質問の生成機能は、どのようなしくみですか?
求人票を貼り付けるか、最適化の流れから自動で取り込むと、想定される行動面接の質問、専門スキルの質問、深掘りの質問が、STAR法の回答の骨子つきで返ってきます。職務経歴書を連携すると、骨子は実際の経験から作られるので、自分のものではない話を練習してしまうことがありません。無料プランでは、毎月2回ほどの面接対策を最後まで利用できます。
面接対策ツールは、お金を払う価値がありますか?
受ける面接の数しだいです。月に1回程度なら、無料プランで十分です。転職活動が本格化していて、週に3〜4回の面接がある場合は、月額$2.99のProプランが、節約できる時間で元が取れます。しかも、最適化した職務経歴書とカバーレター(応募先への手紙)の作成も、プランに含まれます。料金は米ドル建てです。
どの求人票からでも、面接の想定質問を生成しましょう
求人票を貼り付けると、想定される行動面接の質問、専門スキルの質問、深掘りの質問が、それぞれにSTAR法の回答の骨子つきで手に入ります。無料プランで、1回の選考を最後まで準備できます。
