第II章

職務経歴書を求人票に合わせて書き換える方法を、5ステップで解説

経歴を偽らずに、採用担当者の目に留まる職務経歴書へ。求人票の分析、キーワードの抽出、職務要約の見直し、箇条書きの書き換え、そして採用管理システム(ATS)を想定した最終チェックまで、5つのステップを具体的なビフォー/アフターつきで紹介します。応募があと40件残っているときに使える、60秒の近道もあわせて解説します。

執筆:JobTailorチーム最終更新日:

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職務経歴書を使い回さず、応募先ごとに書き換えるべき理由

数字で見ると少し耳の痛い話ですが、結論はいつも同じです。

同じ職務経歴書を100件の求人に送るより、応募先に合わせて書き換えた職務経歴書を20件に送るほうが、面接に呼ばれる回数は多くなります。採用担当者が最初の確認に使う時間は6〜8秒ほどです。最近の採用管理システム(ATS)は、職務経歴書の言葉づかいが求人票とどれだけ近いかで、応募者を並べ替えます。求人票に「Kubernetes」とあるのに職務経歴書が「コンテナオーケストレーション」では、キーワードによる絞り込みは、この2つを別のものとして扱います。人が読めば同じ意味だとわかるのに、です。

応募先に合わせて書き換えるとは、応募のたびに経歴をすべて書き直すことではありません。大切なのは、1ページ目の上3分の1、つまり職務要約、直近の職歴、最初の3つの箇条書きを、志望する仕事の求人票と同じ言葉で書くことです。それより下は補足の情報で、上の部分がアピールの中心になります。

このガイドの後半では、採用担当者や転職コーチが使っている、手作業での書き換え方を順に解説します。効果のある方法ですが、1件の応募に30〜60分かかります。最後に、機械的な作業をJobTailorに任せた場合の流れも紹介します。

求人票に合わせて書き換える5ステップ

順番どおりに進めてください。いきなり箇条書きの書き換えから始めるのが、いちばん多い失敗です。

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    求人票を分析する

    求人票をドキュメントに貼り付け、次の3つを3色で色分けします。1つ目は、ハードスキルとツール(Python、Figma、Salesforceなど)。2つ目は、ソフトスキルと行動特性(部門をまたぐ連携、オーナーシップなど)。3つ目は、その仕事で成果として問われる点(解約率の低減、毎週のリリース、商談の拡大など)です。これが、書き換えの目標になります。

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    キーワードを書き出す

    ハードスキル、ツール、資格、その職種ならではの用語を、すべて一覧にします。それぞれが「必須要件」にあるのか「歓迎要件」にあるのかも、書き添えておきます。「必須要件」のうち実際に経験のあるものは、職務経歴書のどこかに入れておく必要があります。できれば、求人票と同じ表記で書いてください。

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    職務要約を応募先に合わせて書き直す

    職務経歴書の冒頭にある2〜3行の職務要約を、応募する職種名、関連する経験年数、ステップ2で挙げた重要なキーワード2〜3個が入る形に書き直します。1か所の変更で最も効果が大きいのがここです。箇条書きに手をつける前に、まず済ませましょう。

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    箇条書きを、関連度の高い順に書き換える

    各職歴の箇条書きを、求人票との関連が強いものから順に並べ替えます。表現も、求人票で使われている言葉に寄せて書き直します。数字で示せる成果は、件数、割合、期間などで具体的に書き加えます。この求人と関係のない箇条書きは、削るか短くします。大事な箇条書きから注目を奪ってしまうからです。

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    キーワードの出現状況を確認し、ATSチェックにかける

    書き換えた職務経歴書を、ステップ2のキーワード一覧と照らし合わせます。実際に経験のある必須キーワードは、少なくとも1回は登場している状態にします。そのうえでATSチェッカーにかけるか、2つの文書を文書比較ツールに貼り付けて、重なり具合を確認します。求人票の重要な言葉が、詰め込みにならず、全体に自然に出てくる状態を目指します。

ビフォー/アフター:職務要約と箇条書きの書き換え例

架空の例です。SaaS企業のグロース担当プロダクトマネージャーの求人に応募する、中堅のプロダクトマネージャーを想定しています。

ビフォー:職務要約

プロダクトづくりへの情熱と、部門横断のリーダーシップで実績を重ねてきた、成果志向のプロダクトマネージャーです。

アフター:職務要約

BtoB SaaSで4年間、アクティベーションとリテンションの改善施策を実行してきたグロースPMです。A/Bテストの運用を主導し、30日継続率を18%向上させました。SQLとAmplitudeによる分析や、週次の施策レビューの運営に慣れています。

ビフォー:箇条書き

エンジニアやデザイナーと連携して新機能をリリースし、プラットフォーム全体のユーザー体験の改善に取り組みました。

アフター:箇条書き

3名のチームで、12か月間に40件以上のアクティベーション施策のテストを実施。成果の出たテスト2件で、無料トライアルから有料プランへの転換率を合計22%押し上げ(Amplitudeで計測し、ホールドアウトで検証)。

経歴を偽らないための、たった1つのルール

経験していないことは、書かないでください。応募先に合わせて書き換えるとは、実際にある内容を並べ替え、言い換え、強調することです。一度触れただけのツールでスキル欄を埋めたり、補佐しただけのプロジェクトを自分が主導したと書いたりすることではありません。面接官がひと言質問を重ねるだけで(たとえば「そのKafkaのパイプラインを、どのように構築したのか教えてください」)見抜かれてしまう内容は、職務経歴書に載せないでください。これは、JobTailorも越えない一線です。

職務経歴書を書き換えるときの、よくある失敗

手作業で書き換えるときに、特によく見られる失敗です。

  • 面接で説明できないツールまで、スキル欄にキーワードとして詰め込んでしまうこと。
  • 求人票に合っているかではなく、立派に見えるかを基準に、箇条書きを書き換えてしまうこと。
  • 箇条書きの磨き込みに40分かけながら、職務要約を汎用的なままにしてしまうこと。
  • 求人票の文言を、長い文のままそっくり写してしまうこと。採用担当者には一目でわかりますし、一部のATSでは重複した内容として判定されることもあります。
  • キーワードを隠すために、白い文字や1ポイントの極小フォントを使うこと。最近のATSは書式を取り除いて読み取りますし、採用担当者も確認しています。
  • ファイル名を直し忘れること。「山田太郎_プロダクトマネージャー.pdf」のように氏名と応募職種がわかる名前にして、「職務経歴書_最終版_v7.pdf」のような名前は避けましょう。

JobTailorなら、同じ5ステップを60秒で

手作業の方法には効果があります。ただ、週に5件ほどを超えて応募するなら、疲弊せずに続けるのは難しくなります。

JobTailorは、ここまでの5ステップをまとめて実行する、Chrome拡張機能とWebアプリです。50以上の求人サイトに掲載された求人なら、どの求人でも使えます。ベースの職務経歴書は、最初に1回アップロードするだけです。気になる求人を見つけたら、拡張機能のアイコンをクリックします。すると、求人票を読み取って職務経歴書と照らし合わせ、職務要約と箇条書きを求人票の言葉で書き換えて、そのまま提出できる体裁のPDFを出力します。希望すれば、同じ流れで、内容の合ったカバーレター(志望動機や自己PRを応募先に伝える手紙)も作成します。

JobTailorが従うルールは、手作業で書き換えるときに守るべきルールと同じです。経験していないことは、書き足しません。求人票がKubernetesを求めていても、ベースの職務経歴書に記載がなければ、最適化した版にも載りません。代わりに、実際の経験のなかで最も近いものを前面に出します。それが、このツールの要点です。

無料プランでは、毎月、職務経歴書の最適化2回、カバーレター3通、求人の読み取り6件まで利用できます。いちばん受けたい求人で試すには、十分な量です。Proは月額$2.99で最適化が月50回、Maxは月額$9.99で月300回です(いずれも米ドル建て)。始めるのにクレジットカードは不要です。

よくある質問

職務経歴書を求人票に合わせて書き換えるのに、どのくらい時間がかかりますか?

手作業で丁寧に行うと、1件あたり30〜60分かかります。内訳は、求人票を読むのに10分、職務経歴書と照らし合わせて確認するのに10分、箇条書きと職務要約の書き換えに20〜40分です。JobTailorなら、同じ作業が60秒以内に終わります。AIが求人票を読み取り、ベースの職務経歴書と突き合わせて、書き換えが必要な箇所だけを書き換えるためです。

職務経歴書は、応募先ごとに書き換える必要がありますか?使い回しではだめですか?

本気で受けたい求人については、必要です。採用担当者が最初の確認に使う時間は6〜8秒ほどで、ATSによる絞り込みはキーワードの重なりを基準に順位をつけるため、汎用的な職務経歴書は埋もれてしまいます。似た職種に大量に応募する場合は、職種のタイプごとに1つ書き換えて使い回してもかまいません。ただし、技術スタック、職位、業界が違う求人には、それぞれ別に書き換えてください。

職務経歴書を応募先に合わせて書き換えることと、経歴詐称の違いは何ですか?

応募先に合わせるとは、実際の経験を並べ替え、言い換え、強調して、この求人で重要な部分が最初に目に入るようにすることです。経歴詐称とは、持っていないスキルを書き足す、役職を実際より大きく見せる、ありもしない成果を作る、といったことです。線引きはシンプルで、面接で10分間深掘りされても説明できないことは、職務経歴書に書かないことです。

職務経歴書を書き換えると、ATS対策として本当に効果がありますか?

効果はありますが、特別なキーワードの裏技があるわけではありません。最近のATSは、職務経歴書の言葉が求人票の言葉とどれだけ合っているかで、応募者を順位づけします。応募先に合わせて書き換えると、求人票で使われている語彙で書くことになるので、キーワードの重なりが自然に増えます。白い文字で隠すような小細工はやめましょう。採用担当者には見抜かれますし、ほとんどのシステムは書式を取り除いて読み取ります。

求人票のキーワードは、いくつ入れるべきですか?

「必須要件」に挙げられているハードスキル、ツール、資格のうち、実際に経験のあるものは、すべて入れることを目標にしてください。「歓迎要件」にあるものも、実際に経験のあるものは、ほとんど入れます。箇条書きで裏づけられないキーワードを詰め込むのは禁物です。ATSの段階を通ったとしても、面接の段階で通りません。

職務要約は、応募先ごとに書き換えるべきですか?

はい。職務要約は、1ページのなかで最も効果の大きい3行です。応募する職種名、関連する経験年数、求人票からそのまま拾った2〜3個のスキルを入れてください。「責任感が強く、何事にも前向きに取り組みます」のような汎用的な職務要約では、何も伝わりません。

ChatGPTで、職務経歴書を求人票に合わせて書き換えられますか?

できますが、プロンプトの調整、情報の貼り付けの往復、書式の整え直しに、毎回20分ほどかかります。JobTailorのような専用ツールなら、ベースの職務経歴書を保存したまま、対応する求人サイトから求人票を読み取り、そのまま提出できるPDFを出力します。やることは同じで、手間が少ないということです。

職務経歴書を書き換えるときに、いちばん多い失敗は何ですか?

立派に見えるように箇条書きを書き換えて、その求人との関連を二の次にしてしまうことです。性能を40%改善した実績は素晴らしいものですが、求人が顧客と直接やり取りする職種なら、12人規模のオンボーディングプログラムを運営した実績のほうが重要になります。強調する点は、その仕事が実際に求めていることに合わせてください。

この章を実践に活かす

45分の書き換えを、1分で終わらせましょう

JobTailorが求人票を読み取り、ベースの職務経歴書と突き合わせて、そのまま提出できる形に整えたPDFを出力します。無料プランでは、毎月、職務経歴書の最適化2回とカバーレター3通まで利用できます。